珍しいアルバイト

珍しいアルバイト

珍しいアルバイトといえば、私は「宝くじの呼び込み」と「着ぐるみ」です。

まず宝くじの方ですが、こちらはたった3日だけのド短期です。見つけたのは、確かアルバイト系のフリーペーパーだったと思います。
売り場に行く前に、事務所によって、そこで売り文句の一覧のようなものを貰いました。「一等の出たことのある売り場です!」や「億万長者のチャンス」等のセールストーク(?)が書いてある紙です。
その紙に書いてあることを、多少アドリブ含めて売り場の前で喋るというわけです。

街中で大声だすなんて出来るのだろうか・・・とマイクを渡されてとっても不安でした。
しかしはじまってみると、なかなか気分が良かったのです!街中で大声張り上げるなんて、こんな時でなければ出来ません(笑)。

オドオドしながら始めたのですが、徐々に徐々に過ぎてゆくだけだった人達がこちらを気に止めるようになるのです。そして「じゃあ買っていこう」と売り場に立ち寄ってくれる方が増えてゆきました。
私の大声なのか、それとも人気の売り場だったのかは残念ながら分かりませんが、大盛況のうち、無事クジもソールドアウトに。

    元々声だけは大きかったので、売り場スタッフの方たちにもかなりウケたようです。通行人の中には昨日も私を見たといって話しかけてきてくれる人もいました。「縁起が良さそうだ」と言って握手を求めてくる方まで(!!)。

    最終の3日間で、場所も郊外の商店街だったこともあると思います。
    これだけ人から応援された暖かい思い出はかつて無いくらいです。

    もう一つは「着ぐるみ」です。
    住宅販売のキャンペーンで、犬の着ぐるみを着ました。場所はとあるスーパーの正面口。真夏の暑い日でした。従業員の方が心配そうに私を見ていました。「あなた、この暑い日に、大丈夫なの?」

    初めての着ぐるみ、朝からはりきって現場に向かったのですが、意外な厳しい現実が待っていました。まず、視界が非常に狭いのです。着ぐるみの口の部分から外を見るのですが、網が張られていて、視野がとても狭く、暗い。

    おまけに着ぐるみの足は重いし今にも脱げそうで歩きづらい。最初は自分だけじゃ一歩も歩けないくらいで、同じアルバイトでチラシ配りを担当していた方に手を引いてもらって何とか移動をしていました。

    とはいえ、元気の無い気ぐるみほど違和感のあるモノは無い!と思い、精一杯の愛情表現(?)で子供たちに手を振ってみるのですが・・・
    小学3年生くらいの集団に襲われ、後ろから引っ張られるは手袋は取られるは、おまけに口から中を覗かれて言われた言葉が「子供が入ってる!(当時23歳)」「男だ!中は男が入ってる(女です)」。

    もちろんこんな事ばかりじゃなくて、中には「ぬいぐるみだ〜!」と喜んでくれる子供さんもいたのですが・・・。

    子供に夢を与えるイメージの強い着ぐるみ、まさかこんなシビアな現実と対峙することになるとは(笑)。
    でも、やっぱりいい思い出です。
    引っ掻き回されても子供達は悪意でやっていたわけではありませんし、あのくらいの年齢の時なら、私もそんな気持だったかなぁ・・・と思うからです。
    話のネタとしても、みんな笑ってくれますしね。
    • アルバイトを始める時の参考に・・・

    アルバイト体験者のはなし

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